<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 春池閑泛>
<Format: 格式不明>
<Year: 2001>
<BookName: 漢詩をよむ　白楽天一〇〇選>
<Translator: 石川忠久>
<style: 漢文無假名>
<style2: 日本漢文訓讀無假名標注>
<TranslatedTitle: 春池（しゅんち）　閑（かん）に泛（うか）ぶ>
<BookPage: 307-310>
<UsedPage: 4>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
綠塘新水平，
紅檻小舟輕。
解纜隨風去，
開襟信意行。
淺憐清演漾，
深愛綠澄泓。
白撲柳飛絮，
紅浮桃落英。
古文科斗出，
新葉剪刀生。
樹集鶯朋友，
雲行雁弟兄。
飛沈皆適性，
酣詠自怡情。
花助銀杯氣，
松添玉軫聲。
魚跳何事樂，
鷗起復誰驚。
莫唱滄浪曲，
無塵可濯纓。
<End Poem>
<Translation>
緑の池は新しい水を満々とたたえ、赤い手すりをつけた小舟は波間を軽やかにすべる。ともづなを解いて風にまかせ、胸を開いて思いのままに行く。 
浅く清らかな流れをめでて、深く緑に澄んだ淵を愛する。頰を撲って柳は白い絮を飛ばせ、水に浮かんで桃は赤い花を散らせている。古代の文字にも似たおたまじゃくいが現れて、ハサミのように伸びた若い葉が芽ぶいている。木には仲のよい鶯が集まり、雲には雁の群が並んで飛ぶ。 
鳥も魚も、みなその生きることを謳歌し、それを見ながら酒を飲んで詩を詠じると、心がうれしくなる。花の美しさは銀の杯を傾けるのを促し、松は風に揺れて琴のような音を奏でる。魚は淵に躍って、いったい何を楽しんでいるのだろう。鷗は、何に驚いて飛び立っているのだろう。
わざわざ滄浪の曲など歌うことはない。もともと、ここには洗うべき冠の紐についた塵などはないのだから。 
<End Translation>
<Formatted Translation>
緑の池は新しい水を満々とたたえ、
赤い手すりをつけた小舟は波間を軽やかにすべる。
ともづなを解いて風にまかせ、
胸を開いて思いのままに行く。 
浅く清らかな流れをめでて、
深く緑に澄んだ淵を愛する。
頰を撲って柳は白い絮を飛ばせ、
水に浮かんで桃は赤い花を散らせている。
古代の文字にも似たおたまじゃくいが現れて、
ハサミのように伸びた若い葉が芽ぶいている。
木には仲のよい鶯が集まり、
雲には雁の群が並んで飛ぶ。 
鳥も魚も、みなその生きることを謳歌し、
それを見ながら酒を飲んで詩を詠じると、心がうれしくなる。
花の美しさは銀の杯を傾けるのを促し、
松は風に揺れて琴のような音を奏でる。
魚は淵に躍って、いったい何を楽しんでいるのだろう。
鷗は、何に驚いて飛び立っているのだろう。
わざわざ滄浪の曲など歌うことはない。
もともと、ここには洗うべき冠の紐についた塵などはないのだから。 
<End Formatted Translation>